わたしと海は
視聴覚室をでて外にでることにした。
「ねぇっ、ホントにいいの?」
「なにが?」
「みんなのいるとこ出てったら大騒ぎになるんじゃ..」
久しぶりに着た海のブレザー姿の裾をひっぱり
わたしは海を下から覗き込む。
「しかもわたしと一緒にいていいの?」
「気にすんなって!学校では今まで通りしてればいーよ!」
ははっと笑って海がわたしをグイグイ引っ張った。
ホントに大丈夫なの?
「あれ?五十嵐くんじゃない?」
「うそっ?学校辞めたんじゃなかった?」
廊下を通りすぎるたびに聞こえる声。
「海っ手///手離そうよっ!」
海はまわりのことなんてお構い無しでどんどん先へ行く。

