「大丈夫かよ?」 「...うん。」 抱えられるようにして立ち上がった。 「大丈夫って顔じゃねぇけど?アイツ葵チャンに何言った?俺がなんでも聞いてやるから。」 やさしいたっちゃんの言葉に涙腺があつくなったけど 今はなにより海と直接話がしたかった。 スカウトってなに? なんで言ってくれなかったんだろう? 海にとってはそんな大事な話も わたしとはできないってことなのかな... わたしは海のお荷物でしかないの??