半ば無理矢理に決まった日程は、次の日曜日。 勝ち誇ったような満面の笑みを浮かべた、このじゃじゃ馬姫は、鼻歌交じりにケーキの箱を開けてる。 …ほんっとに子供だな。 でも、想像してた通りに わくわくしながら手を伸ばす姿を見ているのは。 なんだか好きだ。 「ここのケーキ美味しいんだよ!なんで紘ちゃん知ってるの?」 甘いものが苦手な俺。 いつもちぃが食べてる姿を呆れながら見ていた。 .