15分程して警察署に着いた。


駐車して、署内を走って、2階に有る少年課へ急いだ。


「あの…すみません。補導された大山 隆治を引き取りに来ました、担任の岡本です。」


「少しお待ち下さい。」


入口に近いデスクに座っていた婦警さんに声をかけると、奥の部屋へ行った。


少しして、刑事さんと一緒に部屋から出て来た。


大山君の顔は、眉毛を吊り上げてはいたけど、少し疲れていた。