その後、優しく抱きしめてくれた。


そして「付き合って下さい、岡本直さん。」


告られた……?


告られた?私、今。

てか、付き合える訳ないじゃない!


禁断の中の禁断じゃん!!!


気持ちは嬉しいけど、付き合えないと返事をした後で、何故か落ち込む私がいた。


「お腹空かない?
食べよう?」


二人で他愛もない話しをしながら、ハンバーグを食べた。


美味しそうに食べる大山君を素直に可愛いと思った。


この時はまだ、私達が、漫画やドラマみたいな禁断の恋に、堕ちるなんて思わなかった。