「大山君、ちょっといいですか?」


「校長…。」


「何、またお前なんかしたの?」


「するかっ!」


ゲタ箱で賢太と別れた。


「何すか?」


「此処じゃなんですから…。」


言いにくそうにしながら、前を歩く校長の後ろを、面倒くさく思いながら、付いて行った。