そして…。


「隆ちゃん、おめでとう~。」


「…うっ…とうしい、くっつくな!」


賢太が俺の首に腕を回して、くっついて来た。


「くっ…つくなって。気持ち悪いなぁ…。」


「いいじゃんよぉ。志望校に、現役合格なんて、お前が初じゃね?」


回した腕を緩めて、俺の顔を覗き込んできた。


「まあな。俺が本気出したら、こんなもんよ。」


「うあっ、偉そうに。」


「偉いんだよ。俺は。このアホ校に伝説作ったんだからな?」


「言ってらぁ。」


直…。


今、どうしてる?


俺、夢叶えるから。

約束した…お前との夢。