「なぁ、あの元カレ大丈夫か?
お前を諦めないとか言ってたけど。」


二人でベッドにもたれて、ジブリアニメを見てる時、不意に聞いてきた。


「多分…大丈夫だと思うよ?何で?」


「何でって…。
アイツやばくね?」

「ちょっとぉ、脅かさないでよね。」


「いや…何かアイツヤベェぞ。
家知ってる訳だし、ストーカーしそうじゃん?」


「まさかぁ、近藤君に限ってそれはないよぉ。」



でも……まだ知らなかった。


既に、カウントダウンが始まってた事を。


この幸せが、壊れる事を…。