「ええっ…と…確かこの辺に居酒屋「豚に小判」が有る筈なんだけど…。」 ここら辺は、居酒屋の激戦区だ。 至る所に有るから、探すのが大変だ。 「あ、有った!あれだ。」 しかし、『居酒屋・豚に小判』て…。 怪しいネーミングだ。 「あれ?もしかして、直?」 「えっ…?」 私の前から歩いて来る懐かしい顔があった。 「近藤…君?」