だから…惚れてるんだってば!! 俺と先生の恋愛事情

「そろそろ行かないと…。」


「もう少し…こうさせてて?」


もうすでに文化祭は、始まっている。


廊下には、ワイワイ言いながら通り過ぎる。


生足触りてぇ…。


でも、一度触ったら止まれる自信ねぇしなぁ…。


「ぼちぼち行くか?」


抱きしめた腕を緩めた。


「うん…。」


「その変わり、あんま表出んな。
厨房ウロウロしてろ。」


「クスッ…独占欲?」


「てか、そんな格好でウロウロしてたら、野獣に喰われる。」


「そんな事ないよぉ。私色気ないし。」

「ほんっと…分かってねぇな?
どんだけ、自分が可愛いか…。」


「えっ…?」


「お前の天然さと、童顔が、男心に火を付けんだよ…。」


「天然?童顔?何が?」


「気付いてないんならいいよ。ほら、行くぞ?」