「なあ、お前何か、おかしくね?
物思いにふけっているというか?
妄想女子っていうか?
ぶっちゃけ、キモいんだけど?」


「そうか?別にふけってねぇよ。」


ウザいと言わんばかりの顔で、賢太がポテトを摘みながら、俺を見ていた。


「確かに…。
妄想女子する隆は、キモい。」


陸までもが、賢太と同じ目付きで俺を見ていた。


「ちげぇよ。んなんじゃねぇよ。」


食べかけのポテトを一本摘んで口に放り込んだ。