「翼!隙があったら奪うかも?」


淳君は、空になったグラスを持ち…片手を上げて姿を消した。


ホッ、と胸を撫で下ろした瞬間、耳元で、


「淳君には注意しろよ!」


甘い囁きにコクリと頷いた。


翼…。
あたしは翼だけだから、安心して。

心の中でそう呟き、翼の顔を見詰めた。


大好き…。
翼。


パーティーが終わったらあたしの部屋でラブラブしようね?