おっしゃって、ふ、と、お笑いになる一の君に、二の君は、その幼きかんばせを朱に染められて、 「……兄上……」 と、お言葉に詰まるご様子にございますのを、一の君は、かつてのご自身に重ねてご覧になって、 「お前は良いね、二の君……」 と、こうおっしゃるのでした。