【連作】そらにかなでし〜平安朝禁断恋草紙④〜

二の君には、月香る姫君の、真の想いをお知りの上での苦しい恋にございますれば、いずれ、とは思われましても、ただ兄君のように、簡単にお答えすることもできずにいらっしゃるのでした。

秋の深い、一日のことにございます――。