放課後。 いつものように 由宇と一緒に帰る。 バイト、由宇には 内緒でいた方が 良いよね。 もし浴衣の為にって 知ったらきっと 俺の為にそんな 無理しないで!! とか何とか言って 無理矢理でも 辞めさせるだろうし…。 あえて内緒、内緒♪ 「あ!!恋ちゃん 夕日だよっ!!」 由宇が夕日のある 先を人差し指で指す。 「ホントだっ!! スゴい綺麗~!! 写メろっかな☆」 そう言って携帯を 取り出し、 カメラモードに 設定する。