『ねぇ・・・ ちょっと、相談があるの・・・』 私は、緊張で強張った声で言う 「どうしたの?」 年上の彼は、そう言って 柔らかく微笑んだ 私は、その笑顔に安心し 次の言葉を発する―― 『あのね、わたし―― 妊娠したの』 「え――」 『今日、病院に行ってきたの。 6週目だって!!』 私は、嬉しさのあまり 声が上ずる