二階に着く


「茉莉?ドコ?」


懐中電灯で照らしても、ソコに茉莉の姿はなく、私達は耳を済ませた


「上…かな?」


何も聞こえないので、私達は階段を上がり三階に向かう


「茉莉?いるの?」


私は小さな声で茉莉を呼んだ


返事がない


「美咲…何か気味悪くない?」


「う、うん…」


私の勘…


これ以上、上の階へは行かない方がいい


でも、怖がりの帆乃花には言わないでおこう


「茉莉ったら…ドコ行っちゃったんだろう」