『初めてまして! 山崎心です…!』 緊張しながら思いっきり頭を下げると、肩を優しく叩かれ、頭を上げて…と言われた。 恐る恐る頭を上げると、優しく笑ったおじ様がいた。 「かしこまらなくていいよ。 こんな所では緊張するかもしれないけど、私は真琴君の知り合いに意地悪な事はしないから。 安心してていいよ。 今日のパーティー楽しみましょう。」 『はい………』 わ、なんてこの人素敵な雰囲気を持つ人なんだろう… 優しくて安心してなんだか悲しくないのに泣きたくなる。