らきはちらっとあたしを見てニンマリと笑った。 『あ、あのさ! その事なんだけど……』 「じゃ、そろそろ休憩終わるんで! 南さん、山崎さん、また。」 東君は話しかけたあたしを無視して、颯爽と去って行った。 あの人いつもあたしの話し最後まで聞いてくんない!(怒) 「東君も面倒くさい奴好きになったもんだねぇ~」 『東君とやらのが面倒くさいよ…。』 らきは、ゲラゲラ笑って喉に食べ物を詰まらせたらしく、慌てて水を口に入れた。