正反対恋愛【完結】

「……だから……あたしの為に大切な友達と喧嘩しないで?」


「でも………」


戸惑っている銀の手をパッと払いのけると、翔太君はハァと大きな溜め息を吐いた。


「俺ら、お前の協力してあげたんだけど」


「……何のだよ」


未だに翔太君への怒りを抑えきれない様子の銀は、眉間に皺を寄せ翔太君を睨み付ける。