正反対恋愛【完結】

「ふぅ~ん。先輩、あたしに勝てるとでも思ってるんですか?あたしは先輩に何一つ負ける気がしませんけど」


「……それは……」


確かにあたしの容姿は確実にレイラちゃんに劣る。


かなりの差があると言っても全然大袈裟じゃない。


でもここで引き下がる訳にはいかないの。


「あたしはレイラちゃんみたいに可愛くないし、スタイルも良くないし、男の子にもモテない」


あたしの言葉にレイラちゃんは一度目を丸くした後、プッと吹き出した。