正反対恋愛【完結】

「銀……、そろそろみんなのところに戻った方がいいんじゃない?」


「体育祭なんてもうどうだっていい。俺、佐奈の傍にいたい」


しばらく雑談した後、そう提案すると銀は首を横に振った。


『佐奈の傍にいたい』


そんなこと言われたら、あたしどうしたらいいのか分からなくなっちゃうよ。


銀に好きな女の子がいるって知っているから。


知っているからこそ苦しくなる。


でも、そう言われると嬉しくなる。


恋って……本当にうまくいかない。