正反対恋愛【完結】

「なぁ、その足本当に走ってる最中に捻ったのか?」


「……うん。そうだよ?」


「本当に?」


「本当だよ」


レイラちゃんとの一部始終を銀に話してしまったら、あたしの気持ちが銀に筒抜けになってしまう。


そんな形で銀に自分の気持ちを知ってほしくない。


面と向かって想いを伝えたい。



無理して頷くと銀は悟ったようにこう言った。


「何か困った事とかあったら、俺にすぐ言えよ?」


「ありがとう。でも大丈夫だよ」


あたしは大丈夫。


だって今銀が側にいるから。


あたしが微笑むと、銀は「そっか」と言いながらあたしの頭を優しく撫でた。