「捻挫ね。でも安静にしていたほうがいいわ」 「……はい」 保健室に入り痛む右足を見せると、養護教諭は丹念にテーピングを施してくれた。 「でもどこで捻ったの?走っている最中?」 「……あ……はい。多分……」 嘘を吐くことの下手くそなあたしは、思わず目を泳がせた。 下級生に…… レイラちゃんに階段から突き落とされたなんて、銀の前で言えるはずない。