正反対恋愛【完結】

銀のその言葉はあまりにも意外で、あたしは呆気に取られていた。


銀は人の悪口を言わない。


ましてや外見上の悪口を言うはずがない。


すると、俯く先輩に銀が普段と変わらぬトーンで問い掛けた。


「外見の悪口言われるのってどんだけキツイか分かりました?地味、不細工……言ってる本人はあまり深く考えてないかもしれないけど、言われてる本人はメチャクチャ傷付くんですよ?」


銀のさっきの言葉は、本心じゃなかったんだね。


銀は先輩にあたしと同じ思いをさせて言われている方の気持ちに気付いてもらおうとしたんだ。


だからあんなことを……。