正反対恋愛【完結】

「先輩って銀先輩のこと好きなんですか?」


「……あ……うん」


全速力で階段を駆け下りて、頭がクラクラとしていたあたしは何も考えずに頷いた。


って……あれ?


今あたし……銀のことが好きって認めた?


「ちっ違うよ!あたしは……」


「今更否定しても無駄ですよ。でも先輩可愛くないし、銀先輩には不釣り合いです」


慌てて否定しようとした瞬間、レイラちゃんの態度が一変した。