正反対恋愛【完結】

「頑張って!」


「うん!」


ポンっと真理子に背中を押され椅子から立ち上がり、銀の元へ向かう。


銀とまた一緒に帰れるなんて信じられない。


銀との距離が縮まっていくほどに高鳴る胸を抑えきれない。


「行くか?」


「うん!」


あたしは背の高い銀を見上げながら大きく頷いた。