愛の道は生きる道

お嫁さんから渡されたブライダルシートを見て、わたしはびっくりした。

だって、お嫁さんは17歳。
お婿さんは20歳だったのだ。

しかも、おめでた婚。
妊娠7ヶ月の妊婦さんだ。

「ご希望のヘアスタイルやメイクはありますか?」
雑誌の切り抜きなど集めたファイルをめくりながら、わたしはお嫁さんと話を進める。


「あんまり、よくわからないから、メイクさんにお任せします」
「例えば、最初はベールを被ってますから、おとなしい感じでまとめて、その後、えっと食事パーティーでしたか?そのときはベールを外しますから、少し華やかにしましょうか?」
「はい」

「今、お肌とかの調子はどうですか?」
「別に大丈夫です」

「体に変化があるから、お肌も、もしかしたら敏感になっているかもしれません。ご気分が悪くなったり、なにか気になることがありましたら、すぐおっしゃってくださいね」
「はい。ありがとうございます」


顔はあくまで笑顔で、口調もすらすら話しているけど、わたしはこの上なく冷や汗をかいている。
もう、下着までベッタベタなくらい。