そして二部開始のベルが鳴る。



今度こそ、ミュージカルちゃんと見なきゃ。

ミーヤがどこでどんなダンスをしているのか、見てあげなきゃ失礼だよね。

今までの自分を反省する。



会場の電気が消え、舞台の幕が開く。

軽快な音楽とともに、たくさんの出演者が踊りながら入れ替わる。

あっ、あれ、ミーヤだ。


ミーヤの遠くから見ても目鼻立ちのくっきりした顔は、二階席のわたしの席からもはっきりと見えた。

くくく・・・。

そんなことがおもしろくて、一人で壷にはまるわたし。



舞台で歌い踊る人たちは、みんな笑顔で輝いていた。

素敵だった。


それが、舞台に立つことを許された人たちの放つオーラ。