私が小学校6年生の1月、お父さんは私とお母さん、6ヶ月の大空と宇宙、500万の入った口座の通知とカード、涙の跡が残っている【すまない】とだけ書かれたメモを置いて家から居なくなった。



お父さんは会社を経営していたが、課長を勤めていた人が、プライベートで殺人事件を起こしてしまい、取引先が手を引くようになったらしい。


そうしてどんどん会社は傾いていき、働いていた200人近くの人全員の仕事先を決めてから会社を止め、橘グループ自体を無くしてしまったお父さん。



自分の次の仕事よりも社員の仕事先を決め、会社を止めた時は自分が無職だったという。




そして私達家族に苦労させないように、家をでて郵送でお母さんに離婚を申し出てお母さんも認め、離婚成立になったらしい。




どんな気持ちだったんだろう。

子どもと愛する人を残し出ていく気持ち。
大空や宇宙の成長も見たかっただろうな。

私が同じ立場なら自殺してるんじゃないかな…。