確かにゆずのことを考えてた。 でも、それはゆずのせいではない。 多分、わたしの気持ちの問題……。 ゆずのこと、ちゃんと受け止められていないのかもしれない……。 「だったらいいけど……真山先生から聞いたか? 今日は家に帰ってゆっくり休め。余計なことを考えるなよ?」 余計なこと……それはきっとゆずのこと。 岡田は心配してくれてる。 「先生? ……ありがとう」 そう、一言言ってベットから起き上がる。