それにしても、ゆずって不思議。


あんな高い木の上にいたのもそうだけど、一緒にいてとても心地よかった。


きっと、女の子の扱いとか慣れてるんだろうけど、隣にいても違和感なんて全然なくて……。


むしろ、自然で、隣にいるのが当たり前にに感じた。


それはゆずが持ってるテクニックなのか、雰囲気なのか……。


確かにドキドキはしたけど、それは恋愛対象とは違う気がする。


それが何なのかはわたしも言葉では言い表せない。



初めての感覚だったから……。



でも、こうやってゆずを探してしまうのもゆずのことを思い出してしまうのも、ゆずともっと話をしたいから。


もっともっとゆずのことを知りたいから。



彼といると落ち着けるから――。