気になる存在。 わたしは咲来が好きなんだ……。 そう自覚するまでにそんなに時間はかからなかった。 好き……そう思ってしまったら咲来新のことは友達だなんて思えなかった。 でも……。 咲来はわたしのことなんて友達でしかなくて……。 わたしの頭を撫でてくれたことでさえ、なんでもなかった行動。 そんなことは分かってた。