「うわっ!」 え? ドスン。 地震? と思ってしまうくらい地面が揺れた気がした。 それくらいの衝撃音。 でもそれは地下からじゃなくて、確実に地上からだよね? 今……落ちてきた? 声と共に目の前で何かが上から落ちてきた。 「いてぇ……」 落ちたのにも関わらず笑ってる茶髪の男の子。 「だ、大丈夫ですか?」 思わず駆け寄っていた。 これが譲との出逢いだった――。