「ち、違うって! そんなんじゃないから……」 明らかに態度を変えたお父さんの手を握る。 お父さん、怖いって! 「あら、そうじゃないの? 残念……」 残念て……。 口を尖らせるお母さんにそう、突っ込みそうになる。 とにかく、この場から退散しなきゃ! そう思ったわたしをよそに爆弾を落とすのは咲来。