お母さんが? わたしが話しても聞こうともしなかったのに? あんなに拒絶してたのに? 「詳しくは言えないけど、早苗だって気にしてるってことだよ。分かるよな?」 「うん……」 岡田に電話してたって事実だけでもわたしは信じられない。 ゆずが……お母さんの気持ちを少し動かしたのかもしれない。 わたしの夢の後押しをしてくれたのかもしれない。 自分が叶えられなかった夢を託して……。