「うん。ゆずはいいんでしょ? 許可もらってるって言ってたよ?」 生徒を差別するなんておかしいし! そんなやり方は岡田らしくない。 「お前、ゆずに会ったのか?」 真剣な表情で岡田がわたしを見る。 「会ったっていうか……落ちてきた?」 「落ち……」 興味深そうに岡田がわたしの話を聞こうとしていたら本鈴が鳴った。