「で? どうする?」 「へ?」 「お姫様抱っこ……」 「こ、このままで……いいっ……」 もちろん、そう即答していた。 咲来って…… 咲来って……。 何だか小悪魔に見えてきた。 自覚があるのかないのかは分からない。 でも……わたしを狂わせる天才かもしれない。