ラブ・ウイルス



「だって、興味ないもん」


「……早紀ちゃん、クール過ぎだよ。
まあ、そこが早紀ちゃんの魅力だけどね?」


そう言って小首を傾げる真保。栗色の長い髪も同時に揺れていて、女のあたしからみても可愛い。

「真保は可愛いね」

あたしはそう言って、真保の頭をヨシヨシしてあげた。


「あー、また子供扱いだっ」


ブスッと頬を膨らます真保。

いや、そういうところも可愛いと思うんだけど?