「リサちゃーん!先にいってるねーっっ!!」


俺にぶつかってきた女が

先のほうで叫ぶ。



俺はその姿を
無意識にも目で追ってた。



「じゃぁね!宗太。」


「おう!がんばれよ~。」



そういって
親しげに話してた宗太。



「知り合いか?」


「?あぁ、リサのこと?!..幼なじみなんだ。」


「へー。親しいんだ?」


「昔からずっと一緒だからなぁ!」



ふーん。

そういうもんなんだ。


俺は一緒にいた女の方がどっちかというと知りたくて..