「ごめんなさぁい!ちょっと後ろ通りまーす!!」


俺と宗太の後ろを
デザインっぽい奴らが
前が見えないぐらいに画材をめいっぱい抱えて通る。



「.....。」


俺が無言でよけようとしたとき

ドンっと軽くぶつかった。



「あ、すみません。」


ペコッと
頭を下げられ一瞬目があったけど


そいつはそのまま素通り。