体をビクッとさせて
潤んだ瞳で俺を見つめる。



そして俺は
当然のごとく止められない。



「キスしよっか?」


あの時教室でしたように
俺が誘うと



「しっしない!//」
相変わらずな返事をする心芽。



「しないっつってもするぜ。」


今や強気の俺は抵抗する心芽をガッチリ掴む。



「ちょっ、//ちょっと頼!!//こんなとこで皆にみられるよっ。//」


「お前が騒がなきゃいんじゃね?」

フッと余裕の笑みで
人差し指を心芽の唇にそっとあてる。



「ダッ//ダメっ...っん...//!!」


心芽の言葉を最後まで聞かず、
俺は心芽を甘い世界に追い込んだ。