「は?」


予想もしない悠哉の言葉に動きが止まる。



心芽が照れてる?

..っつーかなぜ?


「なんで心芽が照れる必要があんだよ?」


「さぁね?それは心芽ちゃん本人にしかわからないことだけど、心芽ちゃんも頼のこと気になったりしてるとか?」



気になる?
俺を??


そんなそぶりはいっさいなかったケド?


「それなら話ははえーじゃん!夏の合宿で誘うのみ!!」


「合宿?!」


俺は宗太の提案に耳を傾ける。


「そうそう!!夜は花火やキャンプファイアとかやるだろ?そんとき自由行動だから誘っとけばいいんだよ!」


..なるほど。


心芽の気持ちを知るには
俺から聞くしかない。


もどかしい関係をハッキリさせるには...



「で、どう誘うんだよ!?」


「頼く~ん。そのルックスでどんなけ弱気なんだよ?!」


「//..るせぇ!」