◆悪魔様のお気に入り◆


 苛めたくなって、舌を入れる。
 何回か胸を叩かれるが、こんなの猫パンチ並み。

「たす……けて…ぇ」

 そう言いながら体が震えてる。
 そろそろやめるか。体を放すと拒否するようにそいつは口を押さえて俯いた。

 ネクタイを見ると一年生。同い年か……。

「おい」
 声をかけるが返事をする様子がない。イラついて顎をつかむとそいつは観念したのか応える。