「………えっ?」 「莉紅、これ…」 淳君は鞄の中から小さな箱を取り出した。 そしてそれをあたしに手渡した。 「………え?これ…あたし、に…?」 私は小さな箱を受け取ってそう聞いた。 「あぁ、俺からのプレゼントだ」 淳君がそう言って柔らかな笑顔で笑った。