「はい、莉紅」 「え…?」 淳君は手に持っていた袋をあたしに手渡した。 「これ…あたしに…?」 あたしは袋を受け取り聞いた。 「ん?…あぁ」 淳君は頷くと、頭をポリポリと掻いた。 「開けても…いい?」 淳君を見つめたまま言った。