【完】俺様男とあたしの危険な同居生活~1~





「え?あ、ごめん…」




福田君は手を放してあたしを見た。




「………何?」




あたしは福田君に冷たい視線を向けて呟いた。




「別に…でもちょっとは俺のこと頭に入れといてよ」




福田君はそう言うと前を向いた。




あたしはまた窓の方を向いて頬杖をついた。