莉紅が家を飛び出した後の俺たちは呆然と立ち尽くしていた。




まさか…莉紅に聞かれたなんて…。




俺って本当についてねぇや…。




俺は暫く、莉紅が出ていった後の玄関を見つめていた。




別に期待なんかしてなかった。




でも戻ってきてくれるんじゃないかって、心のどこかで思っていた。