あたしは疑問を持ちながらも、紅茶を淹れてリビングに戻った。 「どうぞ」 あたしはそう言って仁君の前に紅茶を置いた。 「あ、ありがとう」 仁君はニッコリ微笑んで言った。 あたしはおぼんを両手で抱えて軽く頭を下げると、キッチンに戻った。