「じゅ…淳君…早くここから出たい…怖くて堪らない…」 あたしはそう言って淳君の腕にギュッとしがみついた。 「お前…最初くだらねぇとか言ってたくせに、いざとなりゃこれかよ…」 淳君はそう言うと呆れたようにため息をついた。 ため息つかないでよ…。 こっちは怖いんだから…